東淀川区出身の「ロック・バンド おかん」の呼びかけから、アジアのアーティストが集結し、歌で被災地九州を応援。今ここからできること。
東淀川区出身の「ロック・バンド おかん」。一風変わったバンド名ですが…
聞いてくれる人たちとの間になんの隔たりもなく母親のように身近に感じていただけるバンドでありたいという思いから付けられた名前だそうで、生み出される歌は”愛”のこもった、心に染みる楽曲がずらりと並びます。
2013年には、まだCDも出していなかった無名の彼らが、”夢”であった大阪場ホールでの単独ライブ敢行。想いに賛同した全国の仲間たちが集まり約7000人を動員する前代未聞のライブとなったようです。
そんな「ロック・バンド おかん」はライブツアーで台湾を訪れることになっていたのですが、その直前に熊本地震が起こりました。
仲間たちが次々に現地へと動き出す中『自分たちがこのタイミングで台湾に行くのは何か必ず意味がある』そう信じて、台湾で活動を続けていたようですが、現地 では、日本人だとわかると『地震は大丈夫なのか?』とみんな心配そうに声をかけてくれ、海を越えて離れた場所からも沢山の人達が想いを送ってくれていたそ うです。
台湾に来た意味「今この場所から出来ること。」その想いを形ににする為、急遽ツアーの予定を全て変更して、台湾のミュージャン達と共に熊本への楽曲を制作する事に。
台湾でいつも出演しているライブハウスでは、休日にも関わらずライブハウスと機材を全面的に提供、スタッフさん達まで『日本のみんなの為なら』と休日を返上して出てきてくれたようです。
台湾のバンド達に呼びかけると、わずか数時間で15組ものバンドがそれぞれ日本への想いを持ち集結。動き出してからわずか1日も経たないうちに奇跡のような事が重なり続け、最終的に日本、台湾、中華大陸、韓国、琉球とアジア圏のミュージシャンが一同に集まり『One Asia One Family for Kyushu』というプロジェクトが誕生しまた。
震災を受けて国を越えてアジアが一つになるような感覚を覚えながら作ったという、アジア版”We Are The World”となるタイトルは「No Fear -今ここから-」
今ここからできることを
今私にできる愛を
一般の台湾の皆さんからのメッセージも収録された動画は、8分を超えるという大作ですが、
遠くはなれていても、国は違っていても、被災した九州の方々を応援してるよ、という愛のあるメッセージのこもった歌。ぜひご覧頂き、できればシェアして、九州の方々に思いが届くきっかけになることを期待します。
我々大阪もそんなに近くではありませんし、個人一人ができることは限られていますが、小さなことでもできることはたくさんあはず。
まだ避難されている方に向けて「今ここからできることを」
ロックバンド おかん 公式HP
(ノット)