十三から関空まで乗換なしに!?阪急が新しい路線を作るみたいです。昔には淡路駅から新大阪駅まで行く路線も計画されていたって知ってました?
阪急電鉄が新たな路線を計画しているようです。報道によると、うめきたに建設される地下新駅から地下トンネルを新たに建設し、十三の地下へ連絡する路線を計画しているというのです。
これまでの計画では、新大阪駅から貨物や「関空特急はるか」が使用していた支線を通り、梅田北ヤード付近で地下に潜り(地図上青色の線)、JR難波駅や南海線に直通し(地図上黄色の線)、関西空港へと連絡する予定でした。
今回の報道によると、十三の新地下駅から直接なにわ筋線に乗り入れ(地図上茶色の線)、関空へと向かうルートが新しく生まれるのです。梅田駅からわざわざ歩いてうめきたの新駅へと行く手間が省けそうです。まぁ東淀川区民的にはそれぐらいしかメリットがなさそうな話。
「十三まで来たならそのまま京都線に乗り入れたらええやん!」と思われますが、JR・南海・なにわ筋の線路(狭軌)と阪急が使用する線路(標準軌)では線路の幅が違うため、同じ台車では乗り入れることが出来ないのです。新しい地下線路は乗り入れ前提の狭軌で建設されます。
そして、記事の最後には新線が将来的に新大阪駅まで延びる構想についても触れられています。実は新幹線が開通する前には淡路駅から新大阪駅、十三駅、神崎川駅へと向かう壮大な連絡線計画もあったのです。
(京阪神急行社内誌 第73号(1961年3月)5pより・一部加筆)
この連絡線の為の鉄道事業免許を京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)が1961年に取得。その後用地の取得なども行われましたが、それ以上は進まず、2002年頃に淡路ー新大阪ー神崎川駅間の事業許可を廃止しました。
2002年に完成した新大阪駅北側のビルの名前は「新大阪阪急ビル」阪急が所有する土地に建てられたビルなのです。計画が実現していればこの場所にも線路が出来て、淡路駅まで接続するはずでした。
地下鉄新大阪駅の北側には太い柱で支えられた屋根があります。こちらは高架の阪急新大阪駅を支える為の屋根だと言われています。その他にも十三駅ー新大阪駅の連絡線計画を伺い知れる場所を梅田の北っかわ!さんが紹介されています。
ただ、事業許可も十三ー新大阪間に関しては残したままになっており、今回の新線が将来的に新大阪駅まで繋がるかもしれないのです。淡路駅までの計画は潰えましたが、いつの日か新大阪に阪急の電車が走る日も実現するかもしれません。
(あわわ)
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