淡路でこんな格好で歩いてる人見かけませんでした?人工知能で世界中のごみを拾い尽くすのに貢献してきました。
9月某日、淡路駅周辺でこんな格好して歩いていた人見かけなかったでしょうか?
実はこれ、ある調査の為に、スマホを片手に、いや両手に持って練り歩いていました。その調査とはこちら…
東淀川区出身の大阪市議会議員「杉山みきと」氏が企画した淡路・上新庄駅周辺のポイ捨て状況調査だったんです!
最新のICT技術を活用したポイ捨て調査とのことですが、一体どんな調査だったのか?杉山議員のFacebookページからまるまる転載しちゃいますと…
みなさんは、街のポイ捨て状況を把握していますか?
このへんの道はポイ捨てが多いなとか、このへんの道はキレイやなとか。
把握してるという人は稀にいるでしょうけど、その基準って人それぞれで主観的なもの。
例えばどのぐらいの範囲内にどのぐらいのゴミが落ちていたら多いのか?とか、統一された基準がないと正確なデータとは言えません。
そんな課題を解決するために開発されたのが、株式会社PIRIKAの「タカノメ」。
スマートフォンで道端の様子を動画で撮影して、そのデータを人工知能が解析する。
統一された基準のもとで判定されたデータが、GPSと連動してGoogleマップ上にヒートマップを生成。
一目見るだけで、どのへんの道でゴミが多くてどのへんの道でゴミが少ないかがわかる!
す、素晴らしい・・・!(NHKとかでも放送されてるから知ってる人も多いかも)
とのことで、スマホでポイ捨て調査が正確にできるというもの。
昔のようにポイ捨てする方も減っているように思えますし、ぱっと見はなかなかキレイなんじゃないの?って思えますが、
以前、東淀川区ユースリーダーの実施していた阪急淡路駅周辺での地域清掃では、端っこの方にはそれなりにゴミがあり、1時間でこれだけの量が集まる状況。
これが人工知能を使って、実際にどれぐらいのゴミが検知されるのか気になりますよね?ということで、私も実際に参加してどういったものか体験してきました。
淡路のゲストハウス木雲(mokumoku)に集合した私達は、
株式会社PIRIKA代表の小嶌さんのレクチャーを受け調査を開始。
それが冒頭のこの格好な訳ですが…スマホを肩の上まで持ち上げ、若干下に向けて歩ることによって、道路の隅々を撮影できるようです。杉山議員もがっつり調査に参加していました。
ちなみに、後ろは木雲(mokumoku)の店長とお客さんの外国人さん。さすがゲストハウス。外国人客が多く、英語で会話している様は、淡路らしからぬ光景です(笑)
予め用意されたポイントを目指し、
そのポーズのまま、動画を撮影。撮影した場所は参加者全員で共有されるので、かぶることなく調査することが可能という、さすがのICT技術。
私が参加したのは午前中の2時間程度だったのですが、
7人がかりで淡路駅西側を制覇(青いラインの部分)
午後からは上新庄に移動し、3人で2時間かけて駅東側を制覇したようです。
それにしても、あの姿勢で2時間も歩くのって結構しんどい…
そして調査日はまだまだ暑い日だったので、なかなか大変でした。
この撮影した動画はスマホからPCに吸い出し、独自開発した画像認識システムを用いて、撮影した動画中に写ったごみの種類や数を解析。
その後、人の目で最終的な判断を行い品質の向上を図っているそうで、撮影した動画を全部目で見るのだとか(驚)
結果は分かりやすいヒートマップ形式で出力され、ゴミ多い場所を正確に特定し、様々な美化施策に役立てることができるとのこと。
例えば、「ポイ捨てをやめよう」というマナー啓発の看板を立てたとして街からどの程度ポイ捨てが減るのか、喫煙所を設置すると周囲のポイ捨て状況はどう変化するのかなど、今まででは曖昧だった成果を明確にすることができる、まさにハイテクな技術ですね。
この技術を杉山議員は、治安状況との関連性について研究したいと思っているそうで、「美化状況が良くなったら治安状況も連動して良くなるのか?」「もし本当に良くなるのであれば、ポイ捨て状況調査は美化向上&治安向上に寄与する?」というような調査研究も進めていきたいそうです。
そして気になるこの結果は10月23日(日)11:00〜12:00に木雲(mokumoku)で予定とのこと。どんな結果がでるのか!?
また号外NETで取り上げたいと思います!
ちなみに、このの調査は、人工知能の解析サービスの使用料にお金がかかりますが、杉山議員は、得られたデータを美化状況と治安状況についての研究素材にするため、政務活動費を充当することとにしたそうで、日本初はなんだとか。
杉山氏曰く、
「このように非常にマトモな政務活動費の使い方をする議員もいるのだと、ご認識いただければ幸いです! 」
とのことでした。
もちろん多くの方がマトモな使い方をしてると思いますが、ニュースになるのはまじか!?というような事件ばかり。
東淀川区出身の東淀川区愛のある彼らしい取り組み。今後も頑張って頂きたいところです。
(ノット)