【又吉さん推薦】『勇者たちへの伝言』の著者で、ビーバップハイヒールの構成作家「増山実」さんがかみしんプラザにやってくる!
皆さんはこの本をご存じでしょうか?
勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 – 角川春樹事務所 より
2013年に単行本が発売され、2015年には文庫にもなった作品。今年の「大阪ほんま本大賞」にも選ばれて、本屋さんの店頭やテレビで見た方もいるかもしれません。
この本の著者である増山実さんが明日26日にかみしんプラザ地下1Fのアミーゴ書店東淀川店に来店します!!
この本、どんな本かといいますと
ベテラン放送作家の工藤正秋は、阪急神戸線の車内アナウンスに耳を奪われる。「次は……いつの日か来た道」。謎めいた言葉に導かれるように、彼は反射的に電車を降りた。小学生の頃、今は亡き父とともに西宮球場で初めてプロ野球観戦した日を思い出しつつ、街を歩く正秋。いつしか、かつての西宮球場跡地に建つショッピング・モールに足を踏み入れた彼の意識は、「いつの日か来た」過去へと飛んだ――。
勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 – 角川春樹事務所 より
サブタイトルの「いつの日か来た道」は「西宮北口」の空耳から生まれているように、西宮が舞台で、実際に阪急ブレーブスで活躍した高井選手やバルボン選手に取材をして書かれおり、阪急ブレーブスファン、西宮ファンにとってはたまらない物語なのではないでしょうか。
西宮ガーデンズでタイムスリップしてからは父親の過去に触れ、波乱に巻き込まれる人たちから正秋は「故郷」そして「勇者」について思いを巡らす……。
段々と読み進めていきたくなる物語の展開ですが、これも著者の増山実さんが主人公と同じ放送作家だから。
ABCで放送中の「ビーバップ・ハイヒール」でチーフ構成作家を務めており、ディープな地元ネタもたっぷりな話題の番組の作家というだけあって読者を飽きさせない作品となっております。
「ちょっとまって、いきなり出てきたけど『大阪ほんま本大賞』ってなんなの?」という方もいるかと思いますが、大阪ほんま本大賞とは、
Osaka Book One Project(略称:OBOP)と「大阪ほんま本大賞」について
「大阪の本屋と問屋が垣根を越えて一冊のほんまにええ本を売ろう」と集まった大阪の文学賞で、2013年に制定されました。選書の条件は、
1.大阪に由来のある著者、物語であること
2.文庫であること
3.著者が存命であること
の3点です。特徴は、売り上げの一部を使用し大阪府社会福祉協議会を通じて、児童養護施設へ本の寄贈を行っている点です。図書の選定を児童養護施設に依頼し、子どもたちに選ぶ楽しさ、本を読む楽しさを伝えています。
大阪市立図書館からのお知らせより
とのこと。大阪の本屋を盛り上げる一冊ということで増山さんも大阪各地の本屋をまわり、サイン会を開催しているようです。
当日に本を購入してもサイン会に参加できるということですので、すでに本を持っている人も、持ってない人も明日14時から15時にアミーゴ書店へGOです!
増山実さんサイン会
日時:2016年11月26日(土曜日)14時~15時
場所:かみしんプラザ地下1階アミーゴ書店東淀川店 店内
かみしんプラザの場所はここ
[map]大阪府大阪市東淀川区大隅1丁目6-12[/map]
(あわわ)