大黒柱に支えられる家がこだわりすぎ!産地まで取材に行ってみました。
いきなりですが…
大黒柱がドーン!
覚えておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、井高野の白い優雅な街「オーベルジュコート東淀川」にある大黒柱のある家。
イブちゃんやメガ佐藤さんと見学したことのあるステキなおうちですね。
天井までそびえ立つこの大黒柱は、建材として最高品質といわれるヒノキを贅沢に使ったもので、
リビングに広がる吹き抜けの天井もヒノキ、
ダイニングの天井も、格子状にアレンジしたヒノキで統一され、光を柔らかく包みこみ独特な居心地の良い空間を演出しています。
ヒノキで造られたオープン階段から2階へ登っていくと…
ヒノキの大黒柱とヒノキの天井のコラボレーションが、無骨な鉄製の手すりを飲み込み、雄大さと優しさの絶妙なバランスの中で、ゴミゴミとした都会の雑念を忘れさせてくれる癒やしの空間へと誘ってくれます。
まさに和とモダンさがみごとに融合した空間。
ヒノキにこだわりまくったこのおうちは、井高野の分譲地内でもひときわ輝きを放ち、私もイチオシな訳ですが、前から一つ気になっていたことがありました。
大黒柱の後ろ見ると…
ぱっくり割れてるーーー!
これってデザイン?家の大黒柱が割れていていいの?
めっちゃ気になったので、丸太の製造・販売業を営まれている会社まで聞きに行ってきました。(行くかフツー!?これ私のこだわりです。笑)
こちらが京都で丸太の製造・販売業を営まれている株式会社山商さん。鳥居や公園などのあずまや、露天風呂など、他業者ではやらない太い丸太、特殊な丸太を扱っているそうで、住宅用建材として一般的に使われている木では出せない、自然の樹木の雰囲気に近い木、しかもヒノキを手配してもらったそうです。
こちらはモデルハウスで使用された柱とほぼ同じ大きさのヒノキの丸太。豊かな自然や林業に力を入れている京都美山町の原木を採用し、直径20~24cm、高さは6mにもなるんだそうです。
通常は樹齢40~60 年くらいの樹木が多いそうですが、4号地の大黒柱は樹齢100年ほどのヒノキの上部を使用しているそうなんです!(驚)
樹齢を増すごとに色、艶、香り、強度も増していくそうで、なかなか入手も困難なんだそう。
ちなみに、樹齢を調べるために年輪を1つずつ数えるんだとか(驚愕)。途中でわからなくならないか心配になりますね(笑)
そして写真を見てもおわかりになりましたでしょうか?こちらの丸太も大きく割れちゃってます。
えっ!?これも?
まさか…と思って聞いてみたところ…
自然素材の木は、湿気を吸ったり出したり呼吸をしているので、長年使用していると収縮によりひび割れが入ることも。そのため、木をそのまま利用する丸太製品は「背割れ」と言って、あらかじめ割れ目をつくっておくそうなんです。
……そうですよねー、
そんな大きく割れたまま放置しておくわけないですもんね。大変失礼しました。
さらに割れくにくくする為、乾燥させるそうですが、通常の木材なら人工乾燥機を使い2週間ほどで乾かしてしまうところ、長さ6mほどの大黒柱は一年かけて自然乾燥させるそうです。レアな木材をさらに手間をかけてやっとあの丸太となるそうなんです。
ヒノキは、日本人好みの強い芳香を長期にわたって発すると言われ、香り成分フィトンチッドは、いい香りなだけでなく、病原菌などに有効な抗菌作用があったり、脳をリラックスさせる効果があったりと、人にとってもいいことが証明されてるんですって!
そして、緻密で狂いがなく、1,000年を超える寿命を保つものがあるそう。さすが最高品質の建材。
そんな丸太を大黒柱として使うなんて、贅沢というか…どこまでこだわっとんねん!という感じですが、
ヒノキの独特の雰囲気と香りに包まれる中で、毎日を過ごせる贅沢な家。
そんな何気ない日常を楽しめる、家に住んでみたいと思いませんか!?
一生住む家ぐらい、妥協せずこだわりまくってもいいじゃないですか。そんな気にさせる魅力満天のヒノキの大黒柱に見守られた家。
今じゃなくても、ここじゃなくても家が欲しい!と持っている方、ぜひ一度見学することをオススメします。
そして、それぞれ34戸の個性がありながらも、統一感がある、優雅な街並みも必見!
井高野で白く輝きを放つ「オーベルジュコート東淀川」の中での生活は、ステキな予感たっぷりですね。
野村工務店
⇒http://www.nomura-k.co.jp/
(ノット)