こんなに日本初がいっぱい!? 淀川キリスト教病院をのぞき見しちゃいました!
昨日はホスピス・こどもホスピス病院の移転についてお伝えした淀川キリスト教病院。
淀川キリスト教病院グループ理事長の「柏木哲夫」先生と副院長の「鍋谷まこと」先生に話を伺う機会に恵まれたので、淀川キリスト教病院についても教えてもらっちゃいました☆
淀川キリスト教病院は現在35の診療科があり、現在医師204名、581床の大病院。(2017年4月時点)
淡路から柴島への移転前には他の遠隔地への移転も一時検討されていました。しかし、地域住民約55,000人の署名が集まり、淡路からも近い現在の場所へと移転することが出来たのです。
みんな「よどキリ」と呼び、地域に愛される病院。
1955年に淡路で「淀川基督教診療所」として開設されたこちらの病院には、なんと全国初となった取り組みが7つもあることを皆さんはご存じでしょうか?
まず1つ目は「全人医療」
これは昨日の記事でも触れましたが、身体の患部だけを治療するのではなく、心理面や社会的な側面からも支える医療のこと。日本で使われ始めたのは淀キリが初で、今では全国の病院に広がり、国語辞典にも載るほどの言葉です。
続いては 「病院ボランティア」
「ソーシャルワーカー」「全館冷暖房化」
当時欧米では一般的に普及していた3つのことも日本で初めてこちらの病院で取り入れられました。
更に、「交換輸血」や「シャム双生児分離手術」も日本で先駆けて実施しています。
そして、昨日紹介した「ホスピス・こどもホスピス」
の開始の7つです。また、
現在、鍋谷先生と大阪市大の先生などが共同で研究を進めている「自己臍帯血幹細胞治療」など、これからも淀キリ初の新しい取り組みが生まれていきそうなのです。
どうしてこんなに続々と新しい取り組みができるかというと、
病院創設者であるブラウン先生が医学先進国から患者のために出来ることは積極的に導入していこうとする姿勢だったから。その心は今も受け継がれており、医師一人ひとりが新しい考え、ユニークな考え方をもって新たな治療の研究に取り組み、育み、患者に提供しようとしているそうです。
交換輸血によって始まった周産期治療から終末期のホスピスまで、新生児から看取りまで担う淀川キリスト教病院は、やはり地域にとって無くてはならない病院です。
急性期・ホスピスは淀キリ、回復期・慢性期・療養は地域の医療機関といった感じでこれからも東淀川の医療を支えてくれるそうです♪
最後に。
こちらの病院にはなんと院内にチャペルがあるのです。
しかも、こちらのチャペルは
なんと高さ22mもの吹き抜けになっているのです!淡路の病院にもチャペルはありましたが、移転でさらに大きなチャペルとなりました。病院の建物の中心にあり、
他の階や個室からも見渡すことができる構造なんです。「チャペルを中心とした癒しの病院」とのコンセプトで新しい病院は建てられたそうですよ。
ステンドグラスがきれいなチャペルでは毎朝職員が集まり、礼拝が行われているそうです。
各席には聖書も用意されています。こちらのチャペルは24時間開放されていて、誰でも入ることが出来ます。
全人医療で、最先端の技術を取り入れながら、これからも私達の健康を支えてくれる病院となりそうですね。
淀川キリスト教病院はここ
[map]東淀川区柴島1丁目7−7番50号[/map]
(あわわ)
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