1,000年に一度の大雨で東淀川区は9割以上浸水!?淀川が洪水した時の浸水想定区域を発表。水害のときにはどこへ逃げればいいの??
6月7日頃に梅雨入りしたとの発表がありましたが、それ以降はほとんど雨が降らず、「本当に梅雨入り?」と感じるほどの快晴の日が続いていました。
昨日(21日)にようやく雨が降ったかと思えば、今度はこれまで貯めていた分が一気に降ったかのような大雨に。朝の通勤・通学時間帯で難儀した人も多かったのではないでしょうか?
その後、和歌山で観測史上最大の時間降水量を記録したり、大雨により静岡では避難勧告や東海道新幹線が運転見合わせとなる、など昨日は幅広い範囲で大きな影響が出ました。ここ数年、各地で豪雨災害が多発していますが、先日ちょっと心配となるデータも発表されました。
淀川河川事務所が6月14日に発表したのは「想定し得る最大規模」の降雨に対応した「洪水浸水想定区域図」。
国交省が災害規模の想定を「1000年に一度」レベルに引き上げたことに対応して、作られたマップです。淀川流域では2013年の台風18号で観測された雨量の1.3倍、24時間に360mmの雨量が観測(枚方市上流域)された場合を想定されていて、東淀川がどのぐらい浸水する想定かというと、
(洪水浸水想定区域(一部) – 淀川河川事務所[PDF]より)
地図の関係で半分に別れてしまっているのですが、西側エリアはこんな感じ。柴島浄水場のあたりは50cm未満のエリア(白・黄色)が多いのですが、東中島などは50cm~3m未満(オレンジ)の浸水想定。そして、淡路・菅原・下新庄周辺は3m~を越える浸水(ピンク)が想定されています。
(洪水浸水想定区域(一部) – 淀川河川事務所[PDF]より)
さらに東側エリアでは、豊里から豊新にかけて5m~10m未満の浸水予想(赤)まで!
区内は9割以上が浸水してしまうようです。もちろん、最悪の事態を想定した場合なので、必ず起きるわけではないですが、万が一河川が氾濫したときの避難方法を知っておきたいですよね。
もし河川氾濫の恐れがあり避難勧告が出た場合、1・2階建ての木造住宅やマンションの低層階などに住む人は災害時避難所や水害時避難ビルなどの高い建物に避難しましょう。(浸水の恐れのない階に住む方は自宅で待機してください。)
水害時避難ビルに聞き馴染みの無い方もいるかもしれませんが、洪水(河川氾濫)時の緊急的な避難先で、堅固な高層建物で避難できる場所が指定されています。避難所にもなっている公立小中学校の他、高層階のある市営住宅も指定されています。更に、
一部民間企業の社屋やスーパーなども一時避難できるようになっています。どこが対象となっているかはホームページで確認出来る他に、
区役所などで貰える東淀川区防災マップの裏面に掲載されていますよ。こちらは地震の際の一時避難場所なども一目で確認出来るので、一家に1枚あると安心ですね。
普段からの備えがいざという時に自分や家族の命を守ることに繋がります。雨や台風が多くなる前に今一度、我が家の防災対策を見直してみてはいかがでしょうか?
(あわわ)
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