大桐の住宅街から梅田が見える!?奇跡が重なった特別なスポットを発見しちゃいました☆
大阪市北区大淀中にある梅田スカイビル。
二つのビルをつなぐ最上階には空中庭園・展望台がある特徴的な建物で大阪駅からもよく見えるのでお馴染みですよね。
その高さは173mもあり、もちろん淀川を挟んだ区内からも堤防や川沿いのマンションなどからはよく見えます。
ただし、淀川堤防から降りてしまうと堤防自体が高く、見えなくなってしまう場所がほとんど。ましてや、地上で見えるところなんて高低差のほとんどない東淀川区内ではほとんどありません。
ですが、
なんと淀川から離れた大桐の地上から梅田スカイビルが見える場所があるのです!
それがここ!
大桐2丁目の大桐郵便局横の交差点!
といっても、大八家具の看板や信号しか見当たらないように見えますが、その信号から更に道路の先を見ると…。
電線の奥になにかうっすらとした姿が!
しかし、これではよくわからないので、
あえて、さらに東側に進んだ先にある大桐公園の前へ。
この公園入り口から郵便局方面を見てみます。
ここまで行くと肉眼だとうっすら何か見えるかなぁという程度になってしまうのですが、カメラを最大限ズームしてみると、
もやの向こうに見える建物には四角と丸型のなにやら特徴的な窓が見えています!
スカイビルのすぐ近く、中津から撮影するとこの通り!
紛れもなく梅田スカイビルです!
スカイビルから大桐公園までの距離は約6.9km!
しかも、途中には淀川の堤防や多くの建物が間に建っているにもかかわらず、地上から見えるのです!
しかも、大桐が高台ということもなく、近傍の標高点は3m!
どうして、こんなに離れているのに、平坦な地上から梅田のスカイビルが見えるのかというと、
大桐3丁目にある大桐公園から大桐郵便局、内環の洋服の青山前の交差点、豊里にかけてが一直線の道になっているから!
まっすぐの道のおかげで遮る建物がほとんど無いために遠くまで見通せるのです。
そして、その延長線上にちょうど梅田スカイビルが見えるのです!
なぜこれほどまっすぐの道が出来ているのかというと、昭和35年頃に計画決定した土地区画整理事業のおかげ。
もちろん、その頃には梅田スカイビルは建っていなかったので、偶然まっすぐな道の延長線上に高いスカイビルが建てられて、普段なら見えないはずの建物が見えるようになっているということなのです。
ちなみに、洋服の青山や眼鏡市場がある交差点からはより梅田スカイビルに近いはずなのですが、手前の建物が遮って見えなくなってしまいます。
つまり、大桐公園から大桐郵便局にかけての道は、
区画整理で出来た見通しのいい道
+
その延長線上に偶然 高さ173mの梅田スカイビルが建っている
+
間に邪魔をする高い建物がない
という多くの偶然が生んだ奇跡の望遠スポットなのです。
惜しむらくは遠すぎて、肉眼で見ると、うっすら建物が見えるだけなので、スカイビルかどうか確認するのは難しいということ(笑)
通りがかった時には「ここから梅田まで見えるんだなぁ」と感慨にふけってみるのはいかがでしょうか?
梅田スカイビルが奇跡的に見える大桐公園はここ
[map]大阪市東淀川区大桐3丁目8[/map]
(あわわ)