東京五輪で待機児童問題が深刻化?豊里の水道局跡にできる保育園が来春開園できなくなりました。
豊里2丁目の東淀川警察向かい。
以前、水道局庁舎があった場所に
2019年春、新しい保育園「マザーシップ上新庄保育園(仮称)」が開園予定であることをお伝えしていました。
ですが、なんとこちらの保育園、2019年春までに開園できなくなってしまったそうです!
(東淀川区役所 報道発表より)
東淀川区役所に掲載された運営事業者のお知らせによると、台風や地震などの全国的に災害が多発し、建設業界では全面的に資材不足に。その影響で建設工事の入札が不調で、再入札が必要になり、来春の開園が不可能となってしまったようです。
開園の時期は12月に行われる再入札以後に発表されるようですよ。
(写真はイメージ)
10月1日~10月15日に受付された東淀川区内の保育施設利用申込状況によると、マザーシップ上新庄保育園(仮称)にはすでに53名の利用申込があったそうです。
すでに申込をしている人は申込順位下位の保育施設への繰り上げが行われたり、希望者には変更申し込みも受付けているそうです。
【鉄鋼・非鉄金属ニュース】
高力ボルト不足顕著化 工期遅延発生 鉄骨需要に懸念材料https://t.co/RLBkrJokPD— 日刊産業新聞 (@sangyo_web) September 2, 2018
実は建設現場では今夏の災害前から東京オリンピックに関する首都圏での建設ラッシュやインバウンド需要でのホテル新設などで資材の逼迫が続いていたようです。知り合いに聞いた話によると鉄骨の建物を作る際に使われる高力ボルトは今年8月時点で納期が年明け(4ヶ月先)と言われたのだとか。
資材不足に加え、人手不足の問題を抱えていたところに追い打ちをかけるような自然災害による被害復旧でさらに建築需要が増し、このように実際の開業へ支障が出るケースにつながっているようです。
同じく2019年春に豊新の内環沿いで開設予定のグローバルキッズ上新庄園はすでに2階と屋根部分の鉄骨工事も始められているので、順調そうな感じです。
ただ、保育施設ではないですが、西淡路小学校分校跡に建設が予定されている(仮称)北部こども相談センターは10月ぐらいから建物の解体は始まったものの、建築工事の入札は2019年度でまだ業者が決まっていない状態。こちらも何かしらの影響があるかもしれません。
建築業界での資材不足の影響が子育ての問題にも波及してしまった今回の出来事。建設ラッシュはまだまだ続くので、教育関係以外でも幅広い部分で影響が及びそうですね。
☆匿名希望さん情報提供ありがとうございます☆
開園が延期となったマザーシップ上新庄保育園(仮称)の予定地はここ
(あわわ)