【東淀川区】元号・西暦以外に皇紀って知ってる?瑞光の内環沿いにひっそりと立つ「皇紀二千六百年記念」の記念碑を発見!
内環状線の小松1丁目交差点すぐ。菓匠あさだ上新庄店のすぐとなりにひっそりと石碑が経ってるのをご存知でしょうか?
それがこちらの「皇紀二千六百年記念」と書かれた石碑。
現在日本では今年が令和元年となった元号や西暦が一般的に用いられていますが、明治から戦時中にかけては西暦よりも、初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を元年とする「皇紀」という紀元が一般的だったのです。
ちなみに今年2019年は「皇紀2679年」にあたります。
そして今から79年前、西暦1940年(昭和15年)には皇紀二千六百年をちょうど迎えるということで国を挙げての祝賀イベントがたくさん行われたのです!資料によると国内外各地で13,000件にもおよぶ行事が行われたのだとか。
イベントだけでなく、各地で記念碑を立てたり、国旗掲揚台が設置されており、こちらの記念碑もその一環だと思われます。読みにくくはなっていますが、石碑の側面には設置の発起人や協力者の名前も刻まれていました。
1941年というと日中戦争の最中で太平洋戦争開戦前年。実はこの年に合わせて、東京オリンピックや万博も計画されましたが戦争中ということもあり幻となってしまいました。全国的な盛り上がりだけではなく、上新庄の街でも石碑を立ててしまうぐらい盛大なお祝いだったことが伺い知れますね。
以外なところでも歴史の一幕を発見できました。
瑞光の皇紀二千六百記念碑はこのあたり。
(あわわ)