大阪市プレミアム商品券の経済波及効果は約52億円だった模様。
昨年販売された大阪市のプレミアム商品券「大阪市内で買いま商品券」。1万円で12,000円分の商品券となることで、発行された約109万冊は完売というなかなかの人気ぶりだったのですが、その際の実施結果が発表されていました。
発行総額130億22百万円に対し、利用総額130億4百万円と利用率は99.9%!
そりゃあ使いますよね、普通。
でも利用されていない券はたった0.1%なんですが、額にすると1,800万円、枚数だと1500枚ぐらいが使われていないことに。期間が間に合わなかったのか…得しようとして損してますよね(笑)なんとももったいない話です。
そして、このプレミアム商品券の実施した結果、消費喚起額が60億32百万円!
※大阪市のサイトより
この額は1588件の消費者アンケートによる試算だそうで、商品券がきっかけで購入+支払いに合わせて追加支出した現金の額が60億32百万円になるようです。
また、そこから導き出される経済波及効果は
※大阪市のサイトより
51億9百万円!となるようです。
正直この図はよくわからないのですが、2010年に大阪府で実施されたプレミアム商品券では発行総数80.5億円に対し、消費喚起の総額は35.5億円だったとのことなので、その時よりは割合は良さそうです。
が…
その後、大阪市の市況が上向いたとも思えないですし、やはり限定的な効果しかなかったのでは?と感じてしまいます。
地方創生交付金からプレミアム商品券への配分が決まった際、一部では「バラマキ」だと批判されていました…
次は若年低所得層に商品券を配布だそうですが…
その一瞬では消費者も得して、お店にもお金が入ってくるのでいいですが、やはり継続的にその状況が続かないと意味がないですよね。ばらまいた後の施策もしっかり考えて頂きたいものです。
(ノット)