口の中でとろけて芳醇な味わいが残る、鳥取和牛が頂けるお店が淡路にあるんです。お店の名前は「黒毛和牛焼肉 龍」…あれ、この名前って？

東淡路商店街の南側、阪急オアシスの少し手前に、

黒毛和牛焼肉 龍というお店が、昨年7月29日にOPENしました。

八百正商店の隣で、2階には以前紹介したAUBE HAIRがあります。

店内は落ち着いた雰囲気のお店。全30席ほどの店内でいただけるのは店長さんがこだわって選んだ黒毛和牛のブランド牛、

鳥取の「万葉牛」です。鳥取の和牛はオレイン55と呼ばれるプレミアム牛で、オレイン酸が脂肪中に55%以上含まれる牛だけが認定されます。オリーブオイルに多く含まれることで知られるオレイン酸は融点が低く、サラッとした口どけが特徴。霜降りなのに、すっきりとした後味になるのです。

鳥取和牛は関西の焼肉店ではこのお店を含めても3店舗しか取り扱いがないという貴重なブランド牛。そんな品が淡路で頂けるのです。今は赤身のヘレやランプが人気だそうです。

もちろん、ほかも店長さんがこだわって選ぶ黒毛和牛のお肉ばかり。

この肉、どの部位かわかりますか？

実はカルビなんです。カルビでこんなきれいなサシが入ったものは滅多に見かけないですよね。

焼くと脂が溢れだしてきます。食べてみると、肉のうまみと焼けた油の香りが口いっぱいに広がり、すぐにとろけていきます。油のしつこさはなく、肉の味わいだけが最後まで残っていました。

タンも手前の根元まで真っ白。

切り分けられたタンはまるでお造りのような美しさ。

今回は特別にタンで一番おいしいと言われる根元の「タン元」を頂けることに。

絞ったレモンにつけて頂く、タン元はタンとは思えない柔らかな食感と爽やかな甘みで上品な味わい。最初の1皿だけではもったいない一品。

これは頬の筋肉のツラミ。普通のお店では赤身のものですが、こちらはなんと霜降り！なんと1頭から1㎏ほどしか取れない超貴重部位なのです。

ツラミはよく動く筋肉なので固いイメージですが、こちらは脂が溶け出し、軽くコリコリとした食感が残る程度。濃厚な旨みが口に残ります。

こちらはハラミ。龍では希少価値の高いサガリを提供しています。こちらもサシが美しいです。

ハラミ独特のにおいも気にならず、湧き出る肉汁と濃厚な香りに満たされます。このお店のタレはしょうゆベースのあっさりしたものを使っている為、口に入れた瞬間は肉汁とタレの旨みが広がり、食べた後は爽やかな芳醇さが残ります。

スッキリした後味のお肉なので、「脂っこいのはちょっと」という方にもおすすめなお店です。

更に店長さんが鳥取で出会った、様々な美味しいものをお店で置いています。牛だけでなく、豚も「大山ルビー豚」というブランドがあり、こちらも絶品なんだとか。

 中でもおすすめは西河商店が販売する「関金わさび」。名峰大山の伏流水により、冬場ゆっくりと育ったワサビには香りと甘みが凝縮されています。焼肉にも合うのでぜひ試してほしいそうです。

こだわりはお酒にも。日本酒はmeetsにも掲載されたことのある東淡路4丁目の上畑商店さんが選ぶお酒が揃います。時季や焼肉にあうと思うものを選んで入れてくれているそうです。

ところで、淡路周辺で焼肉の「龍」という名前に心当たりのある人もいるかもしれません。実はこちらの店長さんは東淡路のパーラーアクアの並びでやっていた「龍」という焼肉屋の2代目なのです。こちらのお店は30年ほど営業していましたが、区画整理で惜しくも9年前に閉店しました。

こちらが店長さんの「塩田敢右」さん。閉店後はお客さんの縁で吹田で5年ほど営業し、また淡路でお店を開くことができたそうです。ずっと淡路に住む店長さん自身が淡路に飲食店が少ないと感じており、「上品なお店もあっていいのでは？」と思い、吹田で営業していたお店に近い雰囲気で作ったそうです。

カウンターとテーブル合わせて20席に加え、

奥には6名と4名の個室もあり、2つつなげて10名で使用することも出来ます。家族のお祝い事や集まりにも使えるお店ではないでしょうか？

このようなお店が出来て、食事をするお店のバリエーションが増えるとわざわざ梅田まで出る手間がなくなるのではないでしょうか。上質な焼肉が淡路で頂ける黒毛和牛焼肉 龍に一度足を運んでみるのはいかがですか？

黒毛和牛焼肉 龍
住所：東淀川区東淡路4-17-18
電話：06-6990-5445
定休日 木曜日
営業時間:月〜金 18:00〜23:00(L.O22:30)
土日祝 17:00〜23:00(L.O22:30)

[map]東淀川区東淡路4-17-18[/map]

(あわわ)

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