旧病院近くにあった淀川キリスト教病院のホスピス・こどもホスピス病院が移転! いったい何があった!?

淀川キリスト教病院

淀川キリスト教病院の旧病院から崇禅寺駅の方に行ったところにある「ホスピス・こどもホスピス病院」。病院が淡路にあった時には分院だった建物ですが、2012年の柴島移転後からはホスピス・緩和ケア専門の独立型の病院となりました。

淀川キリスト教病院

しかし、3月から病院の周りにフェンスが!

なんと公式サイトによると、2月末で閉院となってしまったそうなのです!4年半足らずで移転とは一体何があったのか…?

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真相を確かめに、淀川キリスト教病院へと聞きに行ってみました!
すると、

淀川キリスト教病院

なんと淀川キリスト教病院グループ理事長の「柏木 哲夫」先生(左)と淀川キリスト教病院副院長の「鍋谷 まこと」先生(右)にお話を伺うことが出来ました!

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柏木先生は日本でのホスピス・緩和ケアの第一人者であり、現在でもホスピス財団の理事長として日本のホスピス普及・発展にむけてご尽力されている先生。

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鍋谷先生はホスピス・こどもホスピス病院の院長をされていた先生なのです!

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そもそも「ホスピス」って一体なんなん?という人に説明すると、末期がんなどの患者やその家族を「最期までその人がその人らしい生き方ができる」ようにチームでケアをしていくプログラムや病棟のことを言います。
チームは身体の痛みをケアする医師だけでなく、理学療法士(リハビリ)や、社会的な支援を行うソーシャルワーカー、魂のケアを行うチャプレン(牧師)などが一体となって全人的な痛み(身体的・精神的・社会的・霊的痛み)をケアすることを言うのです。

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現在では日本で370箇所ほどあるホスピスですが、プログラムを導入したのはここ、淀川キリスト教病院が全国初なのです!(専門病棟の設置としては全国2番目)
淀川キリスト教病院のホスピスは2012年から旧分院の建物で独立。日本で初めてとなる「こどもホスピス」を併設した「ホスピス・こどもホスピス病院」となりました。

Facebook 淀キリより
淀川キリスト教病院 Facebookより)

「こどもホスピス」は小児がんや難病の子どもたちが病院に居ながら、癒やしやゆったりと自宅のように安心して過ごせることを目的にした場所です。また、ケアをする家族を支援するレスパイトケアの役割も持っています。

MBSのドキュメンタリーなど数々の番組で特集され、全国的にも注目される病院に。しかし、独立することで広さやアメニティの面でメリットがあったのですが、今回ある理由で移転することになりました。その理由は「より良いケアのための移転」なのだと柏木先生は言います。

ホスピス・こどもホスピス病院と本院は距離にして約700m離れています。容体の急変した重症のこどもにとっては700mの距離は離れすぎており、また患者さんの要望にチームのメンバーがすぐに応えにくい環境となってしまったそうです。

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(写真はイメージ)

アメニティのメリットよりも移転して本院の中にあるほうがチームケアのためには良いとの判断で、今回の移転に至ったそうなのです。移転によりベッド数も増加し、リハビリも受けやすくなり、患者さんも喜んでいるそうです。

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今回は新しくなった病棟も見せていただけることになりました!こちらはホスピス緩和ケア病棟

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暖色系の内装で病院の冷たいイメージは全然ないですね。
奥にあるのは、

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手作りで作られたかわいい照明。 こちらは東淀川駅前にある手作り照明の「照明塾」さんが作ったものなんだそうです。

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この照明は取り外しが出来るようになっていて、お気に入りのものを病室の入り口や枕元に点けることも出来るそうですよ!

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中はまるでホテルのような感じ。気持ちも暖かくなる雰囲気ですね。ホスピス・緩和ケア病棟は27床あり、移転前から12床も増えたそうです!

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広いデイルームは木目調。
奥にある窓からは

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9階からの絶景を楽しめる部屋となっています。眺望の良さは患者さんにも好評なのだとか。

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展望ソファもあって、さながらホテルのラウンジみたい(*´ー`*)

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その隣には椅子や畳のあるお部屋。こちらは家族控え室となっていて、いざというときに備え、泊まることも出来るそうなんです。

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続いては6階にあるこどもホスピス病棟

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こちらは青空いっぱいの壁紙。

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もちろん、こちらにも照明塾さんの照明があって、

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こんな風に部屋の前に飾れるのですね(๑˃̵ᴗ˂̵)و

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照明がいっぱい用意された部屋もあって、こちらもかわいいものがいっぱい(*´∀`*)

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こちらの部屋は「おうち」という部屋。本院の中に移転しても広い場所があって、みんなで阿波踊りを踊ったり、運動会やクリスマスなどイベントも行うそうです。笑顔が溢れますね。

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壁はホワイトボードになってるので自由にお絵かきもできるんですよ。

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さらに勉強机のあるお部屋も。こちらのこどもホスピスは兄弟も一緒に過ごすことが出来るので、一緒にお勉強したりも出来ますよ。おうちの中と変わらない環境で過ごすことが出来るんですね。

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奥には「やすらぎ」の部屋という場所もあります。遺族の方が病院スタッフに会いに来たり、遺族会が行われて、遺族のケアも行っています。

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(鶴見こどもホスピス)

現在日本国内にはこどもホスピスが淀キリと鶴見東京の3カ所にしかありません。まだまだ必要とする保護者もいる状態で、これから更なる普及に向けて、先駆者として淀キリも注目されるのではないでしょうか?

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ホスピスについても更に全国でケアの質が向上するように、これからより良いケアの出来る医師や看護師の人材育成にも力を入れていくそうです。東淀川から始まった日本のホスピスの輪は更に広がりを見せていきそうですね。

明日は”全国初がいっぱい”の淀キリについてお伝えします

☆あちゃんさん情報提供ありがとうございます☆

淀川キリスト教病院はここ
[map]東淀川区柴島1丁目7−7番50号[/map]

(あわわ)

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まあゆか

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