建設中のおおさか東線 JR淡路駅に特別潜入!【後編】駅のテーマカラーは「菅原道真と淡路」をモチーフにした○○色!?
来年3月に開業するJRおおさか東線の淡路(仮称)駅!
前編では1Fの改札や淡路をイメージした装飾などを紹介してきましたが、
いよいよ2階にあるホームを見に行ってみたいと思います!
と、エスカレーターを映してみたものの、まだ動いていないので階段で上へ。
今回も引き続き、JR西日本の飯島さんと大阪外環状鉄道株式会社の為西さんに案内してもらいますよ♪
階段を上がった、こちらが駅ホーム!
相対式ホームで、西口(阪急淡路駅)側が新大阪方面ホーム、東口(菅原)側が放出・久宝寺方面ホームになります。
開業時は6両での運行を予定していて、ホームの屋根も6両分しかないのですが、ホーム有効長は8両分あるので将来の拡張性もバッチリです。
そして、駅のホーム端っこに移動すると無骨なコンクリートがすぐ目の前に!
実は駅の北端は阪急の高架工事と交差する場所なんです!
飯島さん「阪急さんの工事では線路の真上に高架橋ができるので、邪魔にならないよう架線を支える柱も一部短くなっているんですよ」
確かに!言われてみないと気が付かないポイントですね!数年後にはこのすぐ上にトラス橋ができるようです。
さて、JRの駅に目を戻してみると、ホームの壁にはクリーム色のパネルが続いていて、窓があまりありません。
飯島さん「周辺の家と近いこともあり、JRおおさか東線の新駅ではなかなか窓が設置できないんです」
となると、他の駅も同じような光景になってしまいそう…。
飯島さん「なので、駅のホームには各駅のイメージに合わせて決められたテーマカラーで装飾されています」
このピンクっぽい色!?
飯島さん「この色は『紅梅色』という伝統色で道真公の愛でた梅の花の色をモチーフにしました」
確かに各駅ごとに違う色になってると駅も間違えずに済みそうですね。
そういえばエレベーターの扉も他では見慣れない色だなぁと思っていたのですが、テーマカラーに合わせられているみたいです!
飯島さん「壁にもテーマカラーのイラストを描いています。階段のところが半円形になってるのはここが階段で改札口に降りることができることを表してますよ」
そんな意味が込められていたとは…。
為西さん「あっ、そうなんですね」
しかも、為西さんにとっても初耳情報だったようです(笑)
ちなみにホーム以外にも駅の入口や各所にテーマカラーが散りばめられています。
この「紅梅色」を覚えておいたら電車で乗り過ごすこともなくなるかも?
(おおさか東線 つながるネットワーク、ひろがる未来より)
JRおおさか東線北区間では淡路(仮称)駅を含めて、4駅が開業予定!
淀川橋梁(赤川鉄橋)を渡り、都島や城東方面へのアクセスが改善する他、近鉄奈良線・大阪線、JR大和路線とも連絡出来るので、奈良方面へのアクセスがとても便利になりそう!
さらに、淡路(仮称)駅から新大阪駅までも約7分ぐらいになる予定。(淡路(仮称)〜西吹田(仮称)〜新大阪)
乗り降りするホームは写真一番左端の新しいホームで、新幹線改札へ一番近いホームになります。これまではバスや自転車などでしか行けなかった新大阪駅への新たなルートとなりそうです。
駅名は現時点で確定していないため(仮称)となっているのですが、いつ頃決まるのか飯島さんに聞いてみると、「決まり次第お知らせします」とのことでした。どんな名前に決まるのか気になりますね。
※追記:新駅名がJR淡路駅に決定しました!(2018/07/24 更新)
おおさか東線の前身、城東貨物線(片町線貨物支線)が開通してから約90年ぶりの旅客線化。
JR新駅が開業することで淡路の再開発もまた一歩前進となりそうですし、来年3月の開業が待ち遠しいですね♪
JRおおさか東線 淡路(仮称)駅はこのあたり
[map]大阪市東淀川区菅原5丁目12[/map]
取材協力:大阪外環状鉄道株式会社・JR西日本
※新駅名は全て仮称です。
(あわわ)