小松公園にある巨大な石碑がなんと解体!その訳とは…?出来た当時の写真も!
小松2丁目、住宅街の中にある小松公園。こちらの公園の中心には、
高さ10m弱ほどある巨大な石碑が鎮座しています!
こちらは「上中島区画整理記念碑」といって、あまりの存在感ゆえに号外ネットでも以前取り上げました。 この記念碑が建てられた区画整理というのが、
昭和4年に事業認可され、現在新幹線が走っている中島大水道と阪急(当時は新京阪線)、神崎川間で土地の整理が行われました。それまではそれぞれで決めていたために細かくなっていた土地を、
格子状に道路を通し、都市が発展しやすくする一大事業でした!現在の道路とほぼ同じ姿ですね。現在の内環も広く整備され、車でも通りやすい街へと変わり、住みやすい街へとなったのです。
そんな事業の完成を祝して建立された碑なのですが、なんと来週11日から解体工事が行われるそうなのです!
この碑は完成してから今年で85年。老朽化が進み、今後発生するであろう大地震などの際には倒壊してしまう恐れがあり、小松公園自体が災害時の一時避難場所ともなっているので、安全確保のためにも地元から撤去して欲しいとの要望が出たため撤去となるようです。
来週11日から工事が始まり、その期間中は小松公園全面が閉鎖され利用できなくなってしまいます。チラシでは来年1月末までの期間となっていますが、閉鎖を伴う工事は年内までに終えたいとのことでした。(予定)
もうすぐ見納めとなってしまう大きな記念碑。今回、この碑が出来た当初の写真をお借りすることができました!
それがこちら!
昭和7年1月27日に行われた竣工式の写真です。和装の人が多いあたりに時代を感じます。
当時は大きなマンションなどもなく、小松からでも箕面の山まで見渡せるぐらいだったようです。
建設中はこんな感じで、大きなクレーン見当たりませんね。この状態で大きな球状の石を上に乗せていたというのには驚きです!
一大プロジェクトで当時の関係者の喜びも大きかったのではないでしょうか?大きな石碑が建てられた理由もわかりますね。ただ、惜しいですが老朽化や安全面を考えた上で、撤去となってしまうようです。今後、小さくはなってしまいますが、区画整理についてわかるものを設置する予定だとか。
撤去することで公園も広くなるので、子どもの遊べるスペースもふえます。さらに使いやすい公園になるようも地域では検討されているようですよ。今後さらに地域に愛される公園になっていくといいですね。
工事期間中は公園が利用できないのでご注意下さい。
小松公園はここ
[map]大阪市東淀川区小松2丁目12,小松公園[/map]
☆大ちゃんさん情報提供ありがとうございます☆
写真提供:小松地域
(あわわ)