予防に効果がある?ない?認知症対策としてのアロマオイル。【学べるイベント有】
日本の人口は2007年をピークに減少、団塊の世代が高齢者となりさらに高齢化社会が問題視されてきております。その中で認知症高齢者数も増加、2015年現在、予備軍もいれると400万人と推定され、65歳以上の4人のうち1人にあたるようです。
認知症の方は、一人で自由に行動ができても介護を必要であり、コミュニケーションを取るのが難しいことや、うつ状態や徘徊などの行動への対応が一人ひとり違い、介護する家族の方がどのように接していいか分かりにくい点が問題とされています。
問題があるならば、予防できないのか?
そんな認知症の予防をテーマとしたイベントが開催されるようで
【第2回癒しオレンジカフェ】〜認知症予防のアロマについて〜 が明日、6月4日に開催されます。
※浦上研究室ブログより
日本認知症予防学会理事長も務める「認知症診断・予防」の第一人者である鳥取大学「浦上克哉教授」によりますと
認知症患者が最初にダメージを受けるとされている「におい」を感じる嗅神経。この嗅神経は記憶を管理している海馬とも深くつながっている事に着目。臭いをしっかりと感じる事ができるように、嗅覚の活性化と鎮静化(オンとオフ)を繰り返す事によって、嗅覚と深くつながり記憶を管理している海馬をも活性化させ認知症を予防・改善させるというのです。
とのことで、その嗅覚の活性化は、アロマの香りを活用することにより予防できるということです。
ただし!アロマには香りだけを楽しむための化学合成された安いものでは効果がないそうです。
ではどんなものが良いのか?このイベントではアロマの活用方法なども交え紹介。
そして、認知症予防にもつながるもう1つのポイント、アロマハンドトリートメントも学べます。
手に触れることで、施術側の気持ちが肌を通じてダイレクトに相手に伝わることにより、リラックスさせることができ、不安や痛みを和らげる効果があるようです。
タッチングケアを通じて介護に関わってる方だからこそ届く気持ちがあります!
お父さん・お母さんはまだまだ元気だけどいつ発症するかわからない認知症。ご家族の方はもちろん、認知症について少しでも興味のある方はぜひご参加下さい。
【第2回癒しオレンジカフェ】
〜認知症予防のアロマについて〜
【日程】6月4日(木)①11:00〜 ②14:00〜
【講師】AromaTouchingcareCollege 代表 河上かおり
【参加費】100円
【会場】「癒しオレンジカフェ」(デイサービス癒し内)
東淀川区菅原2-10-17
【主催・問い合わせ】株式会社クリア(06-4862-4889)
[map]東淀川区菅原2-10-17[/map]
「癒しオレンジカフェ」は、デイサービス癒しで行われる認知症である当事者やその家族、関わる支援者、地域の方々が集まり、情報交換や勉強会なども開催していく予定で、介護保険だけではカバーできないような部分を地域のネットワークで支えていくという取り組み。
普段デイサービスで使われている施設なので、当事者の方が来られても安心して過ごせます。
(ノット)